バイ・マイセルフ
DVDでバイ・マイセルフを観劇。7年越しで、やっと観ることができました。バイ・マイセルフは、松本幸四郎（九代目）一家の演劇集団〈シアターナインス〉旗揚げ公演の演目であり、三谷幸喜脚本の作品。1997年の初演時に、王様のレストランで好きになった松本幸四郎さん目当てでチケットを取ろうとしたけれど、結局取れなかった心残りの作でした。当時は特別三谷さんが好きというワケではなかったのですが、後からこれも三谷脚本だったことを知り、なおさら悔しかったことを覚えています。
おおまかなストーリーは、松本幸四郎扮する山奥に住む往年の老俳優が、今まで秘密にされていた過去を市川染五郎扮するゴーストライターに語り、自伝を作成する…というもの。当然一筋縄で自伝が進むわけがなく、2人の駆け引きがなされるワケです。松本幸四郎さんは期待に違わず、ものすごい存在感。市川染五郎さんとの息もピッタリで、芝居にグイグイ引きこまれてしまいました。やっぱり生で観たかったなぁ。
