Dr.ゼミ発表と久しぶりの再会

朝8時半まで研究室でねばってから、一旦家に帰り、某大学院Dr.ゼミへ。悩みに悩んだ研究報告の内容でしたが、伝えたいことがちゃんと伝わったようで、ホッとしました。これで、研究の方向性を定めることができます。朝までかかって書いた図は結果役立たずになってしまったけれど、これを書くプロセスで考えを整理することができたので、これはこれで良かったのでしょう。


それにしても、Dr.ゼミで指導を受けている先生の助言があまりに適切だったので、本当におどろきました。先日id:canone:20041009の合宿の時にとなりの研究室のU先生から頂いた助言もそうでしたが、お二人とも私の専門領域については専門外のはずなのに、問題点の本質をズバリと突くのです。内側にいないからこそ見えるもの、というのはあると思いますが、一流の研究者としての片鱗を見せ付けられた感じ。こういう環境で研究が進められるのすごく幸せなことなので、その分研究の成果をださなくては。


Dr.ゼミ発表の後は、目黒に出て、学部時代の指導教官だったY先生と合流。半年ぶりの再会です。私が学部生だった当時、国研に勤務していたY先生も、今では北の大学の教授(うちの大学では非常勤の先生だったにもかかわらず、ゼミを持っていました)。Y先生があの時大学院を持っていたら、私は迷わずそこに行っていたので、今の研究室に来ることはなかったことを考えると、タイミングとは本当に不思議なものです。


Y先生からのお誘いはいつも突然で、今回も昨日「今東京にいるんだけどさ〜」と電話があったので、ゆっくり時間をとることができませんでした。目黒のカフェで2時間ほどおしゃべり。近況から教育問題まで、久しぶりにいろいろな話をしました。そのなかで、明日某所で講演するという総合的な学習の時間のあり方についての原稿を見せてもらったことから、そこに書かれている内容についてちょっとした議論となり、今の自分はY先生とは遠いところに来たんだなぁと改めて実感。少し寂しくもあり、自分の立ち位置を確認した再会となりました。