ぼくらのなまえはぐりとぐら―絵本「ぐりとぐら」のすべて。

ぼくらのなまえは ぐりとぐら (福音館の単行本)

ぼくらのなまえは ぐりとぐら (福音館の単行本)

絵本つながりでご紹介。ぐりとぐらのシリーズは小さい頃からの愛読書なので、この本は出版と同時に即買いました。ぐりとぐらを幼い頃に読んだことのある人は、「そうだったのかぁ!」という小さな発見がいくつも見つかる本だと思います。かの有名な『フライパンカステラ』のレシピが掲載されているので、嬉しくて何度も作ったり。初めて作ったときは、「幼き日の夢がここに…」と感動してしまいました。


「ぼくらのなまえはぐりとぐら…」で始まるあの歌、私の母は節をつけずにそのまま読んでいましたが、今自分が読み聞かせをするときは、自然とオリジナルの節をつけて読んでいます。巻末に掲載されている読者の方から寄せられた沢山の楽譜に目を通しましたが、いろんな節があってすごく面白い!節をつけずに読むのも「言葉の抑揚」としてとらえると、絵本を読み聞かせる人の数だけ「うた」があるんだなぁと改めて思いました。


最近つくづく思うのは、自分が昔読んだ本が、世代を受け継がれて読まれているのは、すごく幸せだということ。日々の生活のなかで、今、心からそう思います。