大学院日記

午前中はDr.ゼミ。今月末に博論提出を控えている方の発表で、ものすごく切羽詰っている様子を見て、聞いているこちらも一緒にドキドキしてしまった。今までの研究全てを総括し、展望を示す枠組みで悩まれているとのこと。モデルを構築する論拠となる枠組みの紹介されていたが、結局それでは説明がつかないよね、という話になっていった。先生はもう落としどころが分かってらっしゃるご様子。でも、その道筋を自分で見つけて形にする、というのが博論を書くということなのだろう。


端で聞いている私を含める3人は、「ややこしいながらもかなり整理されたし、後は書くだけだよねぇ」という意見で一致したが、ご本人にしてみたら、そう簡単なものではないのだろう。他の人がやっている研究の方が、ある側面からすると客観的にとらえられるのはなぜなだろうか。のめり込む情熱を持つ一方で、常に冷静な目を自分の研究に向けることはすごく難しい。