一晩で読んでしまった

雷の季節の終わりに

雷の季節の終わりに

恒川作品を読むと、闇を意識する。小さい頃『暗い』ということが、ただそれだけで本当に怖かった。今でも、電気を全て消して寝ることはできない。布団に入ると、少しでも動いたら何か異形のモノに触れてしまいそうで、思春期の頃まで身体を強張らせたまま寝ていたことを覚えている。前作の夜市もそうだけれど、こういうノスタルジックな気持ちを、多かれ少なかれ誰からも想起させるからこそ、どこか懐かしい世界観が漂うのだと思う。主人公の親友となる少女の名前を見た瞬間ニンマリ。幻想の世界と現代の境界線をいく、そのバランス感覚が好き。

iPod / 土屋鞄製造所 ヌメ革 iPod nano レザーケース

iPod nano用革ケースは最後の製作分とあったので、数週間悩んだ末、先ほどオークをポチっと購入してきた。BREEのヌメ革製品をいくつか愛用していることから、ヌメ革つながりで知った土屋鞄製造所。以前からここのブックカバーが欲しくて何度か覗いていたのだけれど、タイミングが合わず、いつも受付停止中。次こそ絶対に購入しよう!と思いメルマガ登録をしたところ、ブックカバーより先に、iPodのケースにググっときてしまった。年月をかけて革を育てることができるのも、ヌメ革の楽しみ。早く届かないかなぁ。

今日の衝動買い

夜市 (角川ホラー文庫)

夜市 (角川ホラー文庫)

これまでにも何度か書店で手にとっては見るものの、何となく買う時期じゃない気がして棚に戻していた本。辛口で有名な某所で大絶賛されていたので、思わず衝動買いをしてしまった。研究室への往復を待たずに読みきってしまう薄さだったけれど、内容は濃密。かもし出す世界観に周りの温度がすっと下がるようにも感じた。個人的には、表題ではない「風の古道」の方が好み。出している作品を全部読みたいと思える作家に出会えるのは年に数回しかないので、すごく嬉しい。

悲しき月曜日

朝食に食べようとした春雨スープが、あまりに固くて撃沈orz。敗因はポットのお湯の温度を確かめなかったこと。いつも定番で食べていた韓国チゲの代わりとして買ったものだっただけに、悲しさもひとしお。


朝、山手線のホームで西に行く人を見送ってから仕事へ。駅から向かう道のりで、週末の疲労が足にきているのが判る。ヒールが高めの靴を履いてきたのを少し後悔。それでも背筋を伸ばして歩く。俯くのは性に合わないから。

結局買っちゃった

前回の日記で書いた「文学賞メッタ斬り!」は、一日で読了。読み物としては面白かったけれど、俎上に載せられた本の中で、買っても良いかなぁと魅かれたものは数冊のみ。付箋を付けることなく読み終わってしまった。「本の本」は日記を書いた翌日に購入。週末はボストンバックに入れて持ち歩き、むふふと思いながら少しずつ読んでいた。783ページと分厚いけれど、価格を抑えるためか、良くいえば軽くて悪くいえば粗雑な紙で作られているため、嵩張ることさえ許容できれば持ち歩ける重さ。電車の中で片手で読むのはちょっと厳しいけれど、昔ソフィーの世界(ハードカバー)を片手に通学したことを考えれば、これくらい軽いものかもしれない。

盛りだくさん

canone2008-06-01

午後からお仕事。某先生の「なんで日曜日に…」というぼやきを聞き、それはみんな思っていますから!と心の中でツッこむ。終了後、移動して膳丸でご飯。このお店を知った最初のキッカケを考えると、時間が経ったんだなあと感慨深い。店内は改装してあって、少し雰囲気が変わっていた。コース料理をゆっくりと食べ終えると、時間が迫っていたので早足で向かう。この日、このタイミングで出会うことができたことに感謝。心を強く揺さぶられ、求めているモノが垣間見えた。



帰り道、ターミナル駅を出たところに、屋台のラーメン屋が!以前、id:cocoizmちゃんと、駅前のおでん屋台に行ったことはあるけれど、ラーメンは初めて。匂いに惹かれるように、2軒出ていた屋台のうち、少し奥にあった方に座る。頼んだのは醤油ラーメン。あっさり味でなかなか。味見をさせてもらった味噌ラーメンは少しこってりで、こちらも美味しかった。値段は1杯700円也。雰囲気で味は2割増かも(笑)